歯科ブログ

口呼吸は、どうしてダメなの? その5

疲れてくると、呼吸が浅くなる、呼吸しずらい、肩で息をするという経験をしたことありませんか。
整骨院にいってもんでもらったとき、肩、背中の筋肉がコチコチで、鎧を着てるようなもんだと言われたことがありました。
その時は、アー凝ってるんだなというくらいにしか思いませんでしたが、先日日本経済新聞の記事に呼吸について書かれていて、興味深く読みました。

それによると、人間はドーム状の横隔膜や肋間筋が、収縮することで肺を膨らませて空気を取り込み、緩むことで横隔膜が上がり空気を押し出して、呼吸をしています。
肺は筋組織ではなく、自ら膨らんだり縮んだりできないそうです。
そのために呼吸筋が肺容量を変えることに関わり、胸や肩回りの筋肉や腹筋なども呼吸補助筋と言われます。

スポーツ生理学が専門の山本教授によれば、激しい運動すると、呼吸筋の酸素消費量が急激に増加して、足に行くはずの血流を奪い、呼吸に関わるエネルギーとして消費されるとのこと。
その結果、足が疲れるそうです。
持久運動のパフォーマンスを改善するためには、呼吸筋を鍛えるのがいいそうです。

そこで大事なのが、深呼吸だそうです。
深呼吸は横隔膜を大きく動かす。
胸郭も前にせり出すことになるので、呼吸筋のストレッチになると。

さらに空気の出し入れをする1回の換気量が多い呼吸が大切。
肺の奥までしっかりと空気を届けるように、胸式呼吸よりも腹式呼吸、浅い呼吸より深い呼吸、これがいい呼吸とのこと。
深呼吸の習慣が大事とのことです。

呼吸筋は年齢と共に衰えますが、何歳からでも鍛えることはできるそうです。
前のブログでも述べたように、口呼吸は、浅く早い呼吸になり、酸素の取込みが減るため、全身への影響が出ます。
そのため鼻呼吸の方がいいと思います。
普段から鼻呼吸で、深い呼吸を心がけたいですね。
そして、持久運動のパフォーマンスも改善出来たらいいですね。

東村山市の歯科・歯医者は かわせ歯科