自分でできる歯ぎしりチェック
歯ぎしりチェック法とは?
歯ぎしりしているかどうか分かる一番信憑性の高いチェック法は、睡眠同伴者からの証言です。
家族や配偶者などから「寝ながら歯をギリギリさせていたけど大丈夫?」などと言われた場合、高い確率で歯ぎしりをしていると考えられます。
一人暮らしなど、歯ぎしりを自覚するきっかけはなかなかありませんが、歯ぎしり・食いしばりをしていると、歯や口腔内、顎関節などに次のようなサインがみられることがあります。
自分でできる歯ぎしりチェック法
●歯がすり減って、ツルツルしている
前歯の先端が平らになっていたり、奥歯の噛む面の凸凹がなくなっていたりしたら、歯ぎしりをしている可能性は大です。
●歯が欠けやすい
歯ぎしりによる強い咬合力が継続的に加わると、表面のエナメル質がすり減り、象牙質が顔を出します。
象牙質はエナメル質よりやわらかいので、さらに減りやすく、象牙質が減ったエナメル質は、卵のカラの様になり、欠けたり折れたりしやすくなります。
●つめ物・かぶせたものがよく壊れる
治療後のつめ物やかぶせものに、歯ぎしりの力がかかり続けると、これらも天然歯同様、弱くなります。
そのため欠けたり、とれたりします。
●舌や頬粘膜に圧痕という白いすじができる
寝ている間に歯ぎしりのほか、日中も無意識に食いしばる癖のある人は、口のまわりの筋肉が緊張し、舌や頬粘膜の歯が接している部分に、押し付けたような痕ができます。
●起床時に顎が疲れている
歯の異常はないけれど、起きている時に顎の疲れを感じる場合、食いしばりをしているかもしれません。
時には、首まで痛むことがあり、寝違えたと勘違いしやすいので注意が必要です。
●起床直後に知覚過敏がある
寝る前より、起きた後の方が歯がしみる場合、寝ている間の歯ぎしりのために歯が滑って、起床と同時に知覚過敏の症状がでているかもしれません。
●骨隆起ができる
歯ぎしりをしていると、口の中で骨が盛り上がって、丸く膨らんできてくることがあります。
病気としての心配はないのですが、下の前の裏側にできることが多いです。
●咬筋の肥大
歯ぎしりしていると、口の周りの筋肉が発達して、いわゆるエラ張りの顔になります。
歯ぎしりの治療法
当院では、歯ぎしりの症状をもつ患者様にはマウスピースの使用を勧めております。
歯列接触癖(TCH)を治す習癖逆転法という癖を治すための方法もマウスピースの使用と合わせてご案内させていただいております。