ピンピンコロリは10%!?
みなさん、ピンピンコロリってご存知ですか?
ピンピンコロリとは、健康寿命の長さを言い表した表現で、『病気に苦しむことなく、元気に長生きし、最後は寝付かずにコロリと死ぬこと、または、そのように死のう』という標語です。
(Wikipediaより引用)
健康長寿はみんなの願望です。
家族に迷惑をかけずにいきたいと思うのもみな同じではないでしょうか。
東京大学の研究によると、高齢者のうちピンピンコロリで天寿を全うするのは約10%の人だそうです。
意外と少ないんですね。
残りの人の約20%の人は、65歳くらいから脳卒中などにより、日常生活に不自由が生じ、年齢が進むとともに階段状に自立度が下がっていき、骨折や肺炎なども併発して要介護度も進んでいくそうです。
訪問診療に出ていると、確かにそういう方たちに出会います。
それでは、あとの70%の人たちはどうなっていくのでしょうか。
この人たちはフレイルと呼ばれる状態になり、70歳代から徐々に日常生活の自立度が下がっていき、要介護状態になり、それがまた徐々に進んでいくそうです。
この人たちのことをピンピンコロリに対して、ねんねんゴロリというそうです。
国の政策としては、この7割の人たちを介護予防によって、要介護状態になるのを遅くなるようにしようとしてます。
そのためには、栄養、運動、社会参加の3つが大事になります。
この内、栄養を取るためには、咬んで、飲み込めるお口の機能が必要です。
要介護度を高めないためには、口腔機能を落とさないことがポイントです。