歯科ブログ

コーヒーで肺炎予防!?

コーヒー

朝、コーヒーを煎れて目覚めの1杯から1日が始まる方も多いのではないでしょうか。
コーヒー好きな方にとってコーヒーブレイクは癒しのひと時ですね。

さて、コーヒーについては今まで様々な良い効果があることが言われてきました。
2015年に国立がん研究センター予防研究グループは習慣的にコーヒーを飲む人は、炎症を予防する効果のあるカフェインと、酸化を防ぐ効果のあるポリフェノールの相乗効果により、心臓病、脳卒中、呼吸器疾患による死亡リスクが低下するとコホート研究の結果を報告しました。
他にも大腸がんや肝がんの予防、2型糖尿病の血糖値の改善、脂肪燃焼促進による肥満防止など様々な効果が報告されています。
さらに、米国からは肺炎のリスクも低下させるデータも報告されています。

肺炎は日本人の死因の上位であり特に高齢者ではそのリスクが高いため、コーヒーを飲むことで肺炎リスクが低下するのであれば予防医学でも良い成果が得られるのではないでしょうか。
しかし、日本人ではコーヒー摂取量と肺炎リスクの関係は十分に検討されていないため、大阪市立大学医学部の近藤享子先生らの研究では、この点を明らかにする試みとしてコーヒーとともに日本人の生活に定着している緑茶の摂取量との関連も検討しました。
その結果、コーヒーを1日2杯以上飲む高齢者は肺炎のリスクが低い可能性があり、緑茶では関連が無かったとされました。
そして、この結果の背景にはコーヒーに含まれているカフェインやその代謝産物のテオフィリンによる呼吸機能改善作用や抗炎症作用、ポリフェノールによる腸内細菌叢の調整作用が肺炎リスクを抑制する可能性があるとしたうえで、緑茶の摂取と肺炎の関連を解明するためには、コーヒーの作用にカフェインが関与しているならばコーヒー2杯分のカフェイン量は緑茶では6杯分に相当するため緑茶より多く飲む人での分析が必要だとしています。

健康にもいい、楽しんでもいいコーヒーですが、歯の着色が気になる方もおられます。
白い歯にするために、クリーニングもいかがでしょうか。

東村山市の歯科・歯医者は かわせ歯科