歯科ブログ

今から出来る!歯周病予防におすすめ!上手に歯を磨くコツ

歯ブラシの持ち方とは?

歯ブラシの持ち方は、握る持ち方(パームグリップ)と鉛筆の持ち方(ペングリップ)があります。
磨く場所によって持ちやすい持ち方で磨きましょう。
ただし、力が入りすぎてしまう方は、ペングリップで、毛先が広がらない程度の力加減で磨くようにしましょう。

歯磨きにかける時間は?

丁寧なブラッシングは最低10分かけて1本1本を丁寧に磨いていきます。
一般に歯は28本あるので1本に対して20秒ほどです。
しかし、『正しい歯磨き』が出来ていなければ、どれだけ時間をかけて磨いても綺麗にならないため注意が必要です。

3つの正しい磨き方のポイント

歯磨きには「毛先の当て方」「磨く力加減」「動かし方」の3つのポイントがあります。
この3つのポイントを意識しながら磨きましょう。
また、歯の面に付いているプラーク(細菌の塊)は粘着性が強い為、一本の歯に対して15~20往復が望ましいと言われています。

具体的には・・・

毛先を歯面(歯と歯肉の境目、歯と歯の間)にきちんと当て、150~200gの軽い力(毛先が広がらない程度)で小きざみに動かします。
(5~10mmを目安に1~2歯ずつ磨く)


歯と歯肉の境目は45度の角度に当て、細かく前後に動かして磨いてみましょう!

凸凹歯並びがある場合

歯ブラシを横から当てるだけでは凹んでいる部分に毛先が当たりません。
凸凹している歯1本1本に歯ブラシを縦に当てて毛先を上下に細かく動かして磨きましょう。
また、背の低い歯には歯ブラシを斜め横から当て、細かく動かして磨くと良いでしょう。

前歯の裏側は?

歯は丸くカーブしているので歯ブラシを横から当てるだけでは不十分です。
歯ブラシを縦に当てても磨きしょう。
歯ブラシのつま先やかかとを上手く使うのがコツです。

その他、歯磨きの注意点

食事やおやつを食べた後は、プラーク中の細菌が糖分を代謝して酸を作ります。
食後、間もなくするとプラークに覆われた歯の表面は、カルシウムやリンなどのミネラルが溶け出す酸性状態(pH5.5以下)になります。
唾液の働きで元の中性状態に戻るには40分ほど掛かり、その間ミネラルが溶けやすい状態が続きます。

酸性状態が長く続いたり、頻繁に起きると虫歯になりやすくなります。
「食べたらみがく」習慣をつけましょう。

また、寝ている間は唾液の分泌が少なくなり、お口の中の汚れを洗い流す自浄作用が低下するため細菌が繁殖しやすくなります。
就寝前の歯磨き・フロス・歯間ブラシ等は特に丁寧に行うことが大切です。

歯ブラシは様々な種類のものがありますが、歯並びや歯の状態、または使用者の使いやすさに合わせて選択し、ご自身に合った歯ブラシを見つけていきましょう。

歯ブラシの毛先が開いたり、長く使用した歯ブラシでは、汚れ落ちが悪くなり丁寧に磨いても逆に歯茎を傷つけてしまったりという恐れがあります。
歯ブラシは1ヶ月に1本を目安に取り替えを推奨しています。

東村山市の歯科・歯医者は かわせ歯科