糖尿病の人の歯の治療
歯科治療を行う上で全身の状態を把握することはとても重要です。
今回は糖尿病を患っている方が歯科治療を受ける際についてお伝えします。
歯医者に来たら
・自分が糖尿病であることを教えてください。
・内科を受診中で服用中の薬を教えてください。
(お薬手帳がありましたら、見せていただけると良いと思います。)
・HbA1Cなどの血液検査の数値はお聞きする事が多いですので、分かるようにしておいてください。
予約の時間
食後の時間が良いと思います。
(例:朝食後の朝1番、昼食後の時間など)
緊急時の備え
時間通りに診療が進まなかったり、お待たせしたりなど、万が一の場合に備え、飴などの糖分や薬の準備をお願いします。
途中で体調が悪くなった場合は遠慮なく、ドクターやスタッフに伝えてください。
治療可能な目安
糖尿病で内科に通院している場合、ヘモグロビンA1Cという言葉をよく聞くと思います。
糖化ヘモグロビンがどのくらいの割合で存在するかをパーセントで表したものです。
これが7.0%未満(6.5%とも言われている)であることが、歯科診療を行う際の指標とされています。
まとめ
糖尿病の方は歯周病が進行しやすい、歯がグラグラしたり、欠けたり、溶けたりしてボロボロになるなどという話を聞きます。
そうならないように、軽いうちにしっかり予防していけば、歯周病も糖尿病も良くなっていくと思います。
人生は長いので色々な事があると思います。
私達、歯科をパートナーの一員に加えていただき、病気(糖尿病)と向かい合いながら、一緒に頑張っていけたらと思います。