口呼吸は、どうしてダメなの? その6
毎日、歯みがきしてるのに、歯に色が付くと、気になったことありませんか。
タバコや、コーヒーなどの嗜好品が有名ですが、一度ついた着色は、ハブラシではなかなか落とせず、気に病むところだと思います。
今回は口呼吸と歯の着色を考えてみたいと思います。
口呼吸のとき、吸ったり、吐いたりする空気はどこを通るとおもいますか。
空気の通り道なんて、考えたことないですよね。
実は、口呼吸の時、かみ合わせの違いでで空気の通り道が変わるんです。
・正常な咬合の場合、空気は、上あごの前歯の舌側から上あごの天井部分(硬口蓋と言います)を通ります。
・過蓋咬合と言って、下あごの前歯がよく見えなくなる深いかみ合わせの場合、より多い量の空気が、硬口蓋側を通ります。
・切端咬合と言って、上あごと下あごの前歯が、先端でかんでる場合、お口の中の中央部を通ります。
・反対咬合と言って、受け口の場合、下あごの前歯の舌側から舌の上を通ります。
このように、かみ合わせによって、空気の通り道が変わり、口呼吸の場合、その通り道では乾燥してるので、歯に色が付きやすくなります。
つまり、口呼吸では、かみ合わせによって、歯の着色の場所が変わるのです。
鼻呼吸だと、そもそも話すとき、食べるときなどに口が空くので、それほど乾燥するということがありません。
歯の着色を見ても、鼻呼吸の方がいいですね。