虫歯にならないコツとは!? part 2
虫歯にならないコツとして、家族ぐるみの口腔ケアが大切だということを前回述べました。
虫歯になるのは4つの原因があると言われています。
虫歯の菌、砂糖、歯の質、時間です。
これらの内、砂糖の問題は虫歯予防に避けて通れません。
虫歯になりにくくするには、砂糖の量を減らすことが大切です。
特に3歳までは、可能な限り砂糖の摂取を控えましょう。
今回は、ご家庭で出来る砂糖の摂取を控える理由についてお話します。
3歳までは砂糖を控えた方が良い理由
甘味は習慣化しやすい
まず砂糖の甘味は習慣化しやすいということです。
甘味は楽しみでもありますが、エスカレートしやすいものです。
これは誰でも経験のあることではないでしょうか。
エスカレートしてしまうと、大人は分別できても、子供(特に3歳までの子供)は、味覚の育つ時期でもあり、味音痴になり兼ねません。
3歳まではできるだけ砂糖の摂取は控えましょう。
子供は大人の2倍
3歳までの味覚は、大人の2倍感じるそうです。
大人が美味しいと思う味も3歳までの子供にとっては、濃すぎるということです。
濃い味の食事ばかりでは、確かに味音痴になっても不思議ではありません。
豊かな味覚を育む
薄味を基本として、素材の味を覚えさせ、豊かな味覚を持つ子に育てましょう。
日本は、和食はもちろんのこと、世界の食事もたくさん味わえる、食文化が豊かな国だと思います。
色々な種類の食べ物を楽しめるように味覚はとても大切だと思います。
『濃い味付けでないと美味しく感じない』『特定の食材しか好まないの』では、もったいないと思います。
栄養の観点からはもちろんですが、様々な食材を楽しめる、豊かな食生活を味わえるように、豊かな味覚を育てていきましょう。
虫歯予防のために、3歳までは可能な限り砂糖を控えたほうがいい理由を3点紹介しました。
お口の健康を通して、全身の健康を手に入れる生活スタイルを是非身につけていきたいですね。
当院では管理栄養士も在籍しております。
食事についてもお気軽にご相談ください。