歯科ブログ

子供の窒息って知ってますか? part 1

乳幼児期の赤ちゃん・お子様は、口の中に何でも入れようとします。
危ない、汚いと思う親御様も多いと思います。
お家の中をいつも綺麗にしておきたいものですが、子育て中のご家庭では、なかなか難しいこともあるでしょう。
子供の手の届かないところに整理整頓していたはずなのに、いつのまにか見つけ出して、手に取り、口に入れます。
『まったく・・もぉー』と溜息をついてる姿が目に浮かびます。

東京消防庁の報告によると、毎年約1,000人の乳幼児が窒息や誤飲で救急車に運ばれています。
窒息は放置すれば死に至る危険な事故です。
そんなことが自分の子に起きたらと、想像するだけでもぞっとしますよね。
子供の窒息は、成長段階によって詰まらせる物が変わってきます。

詰まらせ物ランキング TOP5

0歳

  • 1位:包み・袋
  • 2位:たばこ
  • 3位:その他の玩具
  • 4位:異物
  • 5位:薬剤等

1歳

  • 1位:たばこ
  • 2位:薬剤等
  • 3位:野菜・果物
  • 4位:電池
  • 5位:その他の玩具

2歳

  • 1位:その他の玩具
  • 2位:魚等の骨
  • 3位:アメ玉類
  • 4位:薬剤等
  • 5位:ビー玉類

3~5歳

  • 1位:その他の玩具
  • 2位:魚等の骨
  • 3位:ビー玉類
  • 4位:アメ玉類
  • 5位:薬剤等

※その他の玩具とは・・・プラスチック製の玩具やフィギュア、シールや積み木等

重症事例

以下の3つが挙げられています。

  • 1歳児のバナナ
  • 3歳児のミニトマト
  • 4歳児のビー玉

どれも身近なものばかりで怖いですね。
ビー玉は気を付けることができますが、バナナ・ミニトマトは日常の食材でよく食卓に並ぶ食材だと思います。
普段から注意が必要だと思います。

また、呑み込むと危険な物として、ボタン型電池・コイン型電池があります。
これらの特徴としては、ボタン形電池・コイン形電池は放電能力が高いため、非常に短時間で消化管壁が傷つきえぐられるようです。
また、電池の直径が大きく食道に留まる可能性が高いため、死に至る恐れがあります。
子供の窒息を防ぐには、家の中で子供の目の高さに危険がないか、チェックが必要です。

  • 電池は鍵のかかる引きだしや子供の手の届かない所にパッケージに入れたまま保管する
  • 子供が呑み込めそうな物が子供の手の届く所にないか日頃から整理整頓する
  • 子供から見える所で電池の交換をしない
  • 製品を購入する際は、電池収納部分が子供でも簡単に開けられたり、落下などの衝撃により電池が飛び出すような構造になっていないか確認し、安全対策が施された商品を選択する

参考にしてみてください。

東村山市の歯科・歯医者は かわせ歯科