歯科ブログ

お子様は歯磨きを嫌がってませんか? part 1

我が子の健康を願う中に『虫歯にしたくない』というお母さんは多いと思います。
虫歯ができると、痛い・食事ができない・何もしたくない・泣き出すなど困ることばかりです。

虫歯を予防する上で大事なことは色々ありますが、まずは歯磨きでしょう。
しかし、共働きの家庭も多く毎日の子育ての中、歯磨きを習慣づけるのはとても大変なことだと思います。
一生懸命やってるのに子供が歯磨きをやらせてくれないと悩みを持つお母さんは多いのではないでしょうか。
歯磨きを嫌がらないようにするために気を付けたいことをお話したいと思います。

どうして虫歯ができるかご存知ですか?

虫歯になる要因は4つ

  • 虫歯の菌
  • 砂糖
  • 歯の質
  • 時間

これら4つが重なったときに虫歯は出来ます。

4つが重ならないようにする。
それが出来れば虫歯はできません。
虫歯の予防は、これら4つの要因に対し、アプローチしていくことになります。
その中でもやはり、虫歯の菌を減らすために行う歯磨きは欠かせません。
そして一生の歯の健康のために、歯磨きの習慣づけが大切になります。

歯磨きを嫌がる原因とは?

歯磨きを嫌がる要因としてあげられるものに、口の感覚が過敏なことがあります。
口の感覚が敏感で離乳食の時にスプーンでうまく取り込めない、コップでお水を飲めないなど、いつまでも随意運動が獲得できない子供は、嘔吐反射が強かったり、歯ブラシを口に入れることを異常に嫌がることがあります。

※随意運動とは・・・自分の思い通りにできる運動動作

過敏性を減らすには?

子育ての中で、お子さんの口周りに触れることはとても大切です。
刺激を与えることで、慣れが生まれ、過敏性が減り、子供の触覚、圧覚という感覚機能が発達します。
それが、成長段階で獲得していきたい機能を身につけていく元になります。

歯磨きは過敏性を減らす1つの方法

歯磨きは、口腔の過敏性を減らす役割をしてくれます。
歯磨きでの触覚・圧覚刺激により口の触覚、圧覚の発達を促すため、口腔機能を高める元をつくれ、育成に大きく関わります。

食べる力を育てる、咀嚼、嚥下の機能を育てる。
そのために歯磨きはスキンシップと考えて、ぜひ取り組んでいっていただきたいと思います。

その他の方法

子供と見つめ合いながら優しく全身に触れる。
そういう関わりの中で、情報が入りやすい体と心が形成されていきます。
口周りにも触れ慣れさせましょう。

具体例

  • 口でアワワワと言う
  • ほっぺたで遊ぶ
  • ゆっくりほっぺを押す
  • ほっぺにちょんと指で触る
  • 歯ぐきを撫でる
  • 口周りをガーゼで拭く
  • ギッコンバッコン遊び

※ギッコンバッコン遊びで仰向けになることに慣れさる(仰向けは寝かせ磨きに必要)

脱感作

歯磨きを嫌がらない子にするために口周りの過敏さをなくす、刺激に慣れさす。
これを脱感作と言います。
脱感作は、感覚の発達に必要なことで、それが機能の獲得につながります。
お子さんの様子を見ながら、是非チャレンジしてみてください。

当院でもご相談を承っております。
お気軽にご相談ください。

東村山市の歯科・歯医者は かわせ歯科